□ お知らせ □

一般的なパックレコーディングは廃止しました。受け付けておりません。

プロダクション(レコーディング制作等)

Studio Solaのプロダクションメニューは、徹底的にクオリティーを追求する為に、一般的にいうようなパックレコーディングとは異なります。

Studio Solaは、私がエンジニアとして30年近くに渡り制作に携わってきた中で生まれたレコーディングや制作の理想を、実現するために設計から拘った建物です。

ここは、リハーサルスタジオとして設備も機材も整った環境です。その中心は、レコーディング、プリプロ、ゲネプロ、制作、編集、サウンドメイキングで、その意味で本格的なプロダクションスタジオです。もっと納得いく音源作品が作りたい、今を記録したい、もっとサウンドを見直したい、高音質な配信がしたい、正確に今を記録したい、音楽で収入を得たいなど、皆様の様々な目標のお手伝いが出来る設備です。

リハーサルスタジオとして営業しておりますが、本来Studio Solaの中心にあるのは作品の制作(プロダクション)です。一般的にはレコーディングの事です。

長い間、一般的なレコーディングパックを中心に制作を行って参りましたが、この度方針を変更いたしました。

制作について全くの個人的な見解ですがレコーディングは、徹底的に長くお付き合いする作品重視かエンジニアに完全にお任せして生産性重視か、どちらかを選ぶものだと思います。

私は、一般的な「パックレコーディング」を、当店の『制作』と同じとは考えないことにしました。従来の一般的な『パック録音』及び『簡易型の録音』は、廃止致しました。

アマチュアの皆さんなら構わないのですが、作品制作が重要なインディーズバンドが『いくらくらい掛かりますか』とパックレコーディングを申し込んで来て、いざ制作を始めてみれば何の準備も出来ていないくせに、もっとこうならないのかと言い出す事が多々ありました。思った様にならないのは、演奏力と楽曲を仕上げる能力が未熟だからです。だから私は、長年に渡りそれを教える事に多くの時間を使い世話して来ました。実施制作のレッスンになっていました。そこから多くのバンドが育ちまちたが……。しかし、近年は教える気にもならない程に低いレベルのバンドが現れてキリがないと判断したので、パックレコーディングを廃止しました。それに未熟ゆえに思う様になっていなのに、レコーディングスタジオを探せば音が良くなると思い込んでいる楽観的で浅はかなバンドが増えました。

Studio Solaのレコーディング制作は、ゲネプロやメンテナンスも含めた精密な『プロダクションプラン』のみとします。

また当店は、プリプロやリハーサルで細部を詰めないで未完成な状態から編集前提で行うタイプの制作を行いませんので、予めご承知おき下さい。
本当の音源制作なんてそんなに甘くありません。これを読んで、自分なら結果を出せる、もっともっと制作をしたいというような人だけ、来て下さい。

エンジニア 山崎祥之(Studio Sola代表)

□ お知らせ □

パックレコーディングは、受け付けておりません。

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より精密な音源作品を作るプロダクションプラン

レコーディング『プロダクションプラン』

プリプロ、ゲネプロ、楽器メンテナンス等で作品の向上を計り、制作に向けたの準備を前提に活動するアーティストが対象です。当然ながらそれらには別途料金が掛かります。

  • レコーディングには、スタジオや設備、機材、オペレーター料など一式を含みます。
  • 事前の打ち合わせは無料です。
  • ミックス、マスタリングまでを前提としておりますが、マスタリングは外注でも可能です。

【プロダクションプランの内容】

レコーディングは、非常に音作りの選択肢が多くその選択に時間が掛かります。良い音を録音するには仕方ない事です。

例えばここで、エレキギターの音をレコーディングする際に音を決定する要素を上げてみましょう。

ギターの選択、弦の種類、ピックアップセレクト、ピックアップの調整、トーン、ピックの種類と角度と座り方、……

プリアンプ、アンプヘッド、キャビネットの形や合成、スピーカーの種類、アンプヘッドの設定、パワーアンプ選択、ストンプの有無や種類……

マイクキング(位置や数)、マイクの種類や組み合わせ、ダブリングやエアー、ステレオ音像の調整……

録音のプリアンプの選択や設定、その他のプロセッサーの有無や設定、ライン録音の選択や追加とシュミュレーターの詳細な設定……

書き出すだけでもキリが有りませんが、ざっとこれだけあります。実際、エレキギター録音の際に、これくらいの要素を把握しつつやっています。ひとつでも違えば音が変わります。完成作品を聴いて頂ければわかると思いますが、流通音源のレコーディングの際は、これよりさらに複雑です。

それを説明しながら進めるには膨大な時間が必要です。それにネットに書けるほど簡単な技術じゃないので実際に目の前で聴いて比べてなんぼ、というところです。

あえて、それを行うのがSOLA独自の『プロダクションプラン』です。

打ち合わせに始まり、『プリプロ』や『ゲネプロ』を繰り返し確定したのち、『レコーディング』『編集、ミックス』『マスタリング』という流れで制作する総合プランです。

長期計画で作品をより良くして行きたい、作品こそが今後の鍵だと思う、という人たち向けです。

こういう制作はとても有意義な事です。作品を重んじるアーティストの制作現場は、このプロダクションパックと同じような内容であり、様々な技術者たちで構成される制作チームで動いています。

それくらいしないと自分たちの音には出会えないからです。

Studio Solaでは、この重要性を求める方々と年に何作品かだけですが、そうやって制作しています。

そこまでやれば、同じ音の音源が世の中に存在しないので実に楽しい制作です。作品と呼ばれる必要条件だと思います。

【ご注意】 

Studio Solaは、作品と音質を最優先に考えますので、お客様ごとにオーダーメイドで手間暇掛けて制作する『プロダクションプラン』というカタチでレコーディング制作をしております。

徹底的にクオリティー重視で作品を制作する為に、プリプロ及びゲネプロや楽器の再調整も含めて総合的に行います。

その理由は、本来制作とは細かな作業と質管理の積み重ねで、厳しい世界です。どれひとつ欠けても良い結果にはなりません。

プリプロでサウンドやアレンジを確認し、ゲネプロで演奏法及びリズムの解釈のズレなども洗い直し、準備が出来てこそようやく作品の録音が始められます。

なんとなく、やっていく間に修正と補正、それで駄目なら編集でなんとかする、というのが音楽制作全体で見れば一般的ですが、本来のより良い作品をと取り組む制作現場でそれはあり得ない話です。

手軽さや低予算を売りにするレコーディングパックは、作品制作の本来の目的とは合わないケースがあるのではないでしょうか。結果的に本来はもっと良いはずの作品のクオリティーを削る事に成り兼ねません。低予算や速さを求められる場合は、不向きな内容となっております。

以上を理由に一般的なものと異なりますので、誤解を避ける為に『プロダクションプラン』については、一見様及びゲネプロやプリプロを経ていない依頼は、お断り致しております。

【楽曲制作で向上が見られず、迷いや悩みのあるクリエイターの方にアドバイスしておきます】

まず、最近一番思うのは、レコーディングスタジオをちゃんと選べは良い作品が録れると思っている、浅はかなミュージシャンが増えたなと思います。

どこへ行っても自分たちの良さが常に発揮できていますか? レコーディングスタジオをいくら移っても、そのスタジオとエンジニアの良さが作品に現れるだけになっていませんか?

納得できる作品が作りたいなら、はっきり言ってエンジニアに任せずに全部自分で決めるくらいの知識が必要です。

普段から自分の楽曲や作品そのものに対して、どこまで向き合うかが全てです。最近は自分の作品対して無責任な人が、増えていると感じます。

私は、親しきミュージシャンに対して制作の技術や知識の全部を伝えてるようにしています。時代がそうなってきている様に、やがては自分でやれるようにと、いう意味です。楽器だけに特化せず、機材を使わなければ成立しない音楽ジャンルをやっているのならば、とても専門的な機材の扱いや処理だけをエンジニアに任せるべきで、世界的に流通している機材やプラグインなんかは全部自分で制御できて然るべきです。

ミュージシャンをやっていれば、やがては厳しい状況に直面します。だから必要最低限な事を避けたり、知ったつもりになってではなく、本当に闘える力を今の内に身に付けて欲しいと思うんです。例えば山を登るなら頂上の高さは同じです。最初に楽な道を選べば、必ず後で急斜面や絶壁が立ちはだかります。

だからリハからステージや制作まで全部をみんなで情報交換する、Studio Solaという場所は、建てた時からそういうコンセプトです。

そういえば以前、有名なレーベルの社長さんが『これは東京にもないよと言って下さった事がありました。

結局何が言いたいかというと作品を良くするのは、自分だという事です。

シンプルですが、これこそ真理だと思います。

プロアマ問わず作品制作をするにあたり、楽曲の演奏やサウンドの確認を十分に行いつつ、前以て歌詞カード、サイズ表、テンポマップ(MIDI可)、デモ音源をエンジニアに渡しておくことは常識でありすが、何よりそれはそもそも自分たち作品の為です。

近年、そのような事がわからないミュージシャンが急増している様に思います。

準備が不十分であれば、より時間が掛かりますし、思ったクオリティーに至らないのも当然です。

機材や編集などでは、楽曲の根本は変わりません。作曲と準備をする力がどれだけ本人たちにあるか、それでしか作品の根本は良くなりません。

予算の話をすれば本来、全時間に料金が掛かります。これまでは、予定より時間が掛かった場合、今後の為に、また経験と思っていただく為に、こちらがかなり被ってあげて来ました。それどころか、制作のその当日にレコーディングを中断して、無料でサウンドや演奏やアレンジや楽器のことをレクチャーして来ました。そして今は、そこまでやってもなおそのあたりの重要さも感じ取れない人が非常に多い様に思います。

便利過ぎる事や作品制作の目的のズレだと思いますが、そもそも、誰の為の作品なんでしょうか。映像を当ててフォロワーが増えればやっていける、そんな甘い世界じゃないと思います。それどころか未熟な作品が仇になるアーティストが増えていませんか?

長年、レコーディング制作で多くのアーティストに関わり、多くの作品を制作して来た者として、現在のそういった風習を危惧しております。

私も接する本人たちの今後の為に、本来の常識で考える事にしました。準備不足で捗らなくても自己責任です。録音作業に掛かった全時間には必ず料金が掛かるものとしています。

現在は何でもかんでもファストかつ物量を求めますが、それが商品や製品、ネット上のコンテンツというものの性質なのだと思います。

ネットコンテンツが必要な場合は、それが正解でしょう。

しかし、それは本来の作品には当てはまりません。私は、これからの時代のアーティストにとって作品そのものこそ最重要と考えます。以前からもそうですが。

付け加えて、私のレコーディング制作は、一般的に見て時代に逆行したものですが、私はそこを曲げずにこれまで以上のクオリティーになる様に続けていこうと思います。

こんな制作を申し込む人は非常に少ないと思います。それでもお陰様で現在も制作は多忙で、その為に新規の受付を行っておりません。こんな制作こそしたいという方は、誠に恐れ入りますが店頭にて直接お問い合わせ下さい。

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