Studio Sola
当店を使われる目的の多くは、やはりリハーサルだと思います。
では、『練習』じゃなくて『リハーサル』っていうのは何故でしょう?
リハーサルというのは、メンバーで集まって合奏し、リズムや音程を確認して、さらに良くなる様に模索する段階を言います。
つまり、スタジオで演奏するのは、練習ではなく確認作業なんです。
練習は、メンバーでリハスタに集まる前に一人でやる準備の段階です、曲を覚えるのも含めて。
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最近は、定期演奏会などライブ本番が決まったら『曲を覚える為に1時間だけスタジオに入る』
という風潮の部活やサークルが一定数あります。
曲の最初から終わりまで止まらず演奏したら、その曲が出来た事になって、
どんどん他の曲をやって曲数を熟す、という感じでしょうか。
好きな曲をやってみたい! 最初はそれでも良いです。
しかし、一度考えてみて下さい。同じ曲やっているバンドが全国に五万と居るかも知れません。
それって、自分の中にどれだけのものが残るのでしょう?
それに、学生時代の音楽活動の中身の濃さやその重さは、思い出になった頃になって解ります。
だから、これだけは伝えておきたいと思います。
バンドの楽しみは、どんな曲をどれだけやったか、ではありません。どんな風に出来たかです。
どれだけカッコ良く仕上がったか、どれだけ納得いく形になったか、です。
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これを考えてみて下さい。
例えば将来、友達の結婚式で余興演奏を頼まれて、そこで実際に音を出すのはあなたです。
聴く側は意外とシビアです。そこで鳴っているのは、何の曲を演っているなのかではなく、どんな演奏なのかです。
その余興がどれくらいのモノかは、学生時代からどれくらい向き合っているか、それに比例します。□
それを想像してみれば、曲を覚えたら、演奏が出来た、というわけではない事がご理解頂けるのではないでしょうか?
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それに、吹奏楽部を思い浮かべてみて下さい。
コンクールの本番以外、部室や教室で仲間と演奏した時間も本番と同じくらい大切な時間です。
軽音も同じです。演奏を発表する本番以外の部室やスタジオの時間も大切な時間です。
本番前に1時間だけスタジオに入って曲を覚えて終わり、そんな程度で学生時代の思い出を終わって欲しくないと思います。
弾き方や叩き方を工夫してみましょう。強弱や音量のコントロールひとつで曲の聴こえ方が変わる事を意識してみて下さい。
その部分ではどのパートが、または曲のどの部分が一番聴かせたい部分なのか、誰に向かって演奏しているのか、それを意識してみて下さい。
どんな曲でも、もっともっと楽しめる要素があります。
奥が深く、追求の果てがないのが音楽です。
どうせやるなら、学園祭でもイベントでも発表会でも、もっともっとやれる事をやって、もっと楽しんで欲しいと思います。
そして、もしあなたが、曲を作る人になったら、制作と発表というもっと楽しい音楽の時間が待っています。
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正直、Studio Solaはすごくすごく特殊なスタジオです。全国に唯一なくらい。
リハスタではありますが、レコーディング制作スタジオであり、イベント会場です。
だからStudio Solaは、質と内容を追求しています。
軽音部やバンドをやるなら、Studio Solaのイベントに参加下さい。
シンプルに言って、知るべき事を自然と知り得る場所です。それは後々に大きな差になります。
その理由は、通っているうちに分かって頂けると思います。
そして、普通に音楽が楽しめる為のその普通が、当たり前のようにあるスタジオです。
運良く見つけて頂いたからには、皆さんに最高の思い出と結果を実感して貰いたいと思っています。